空島ビルカとワノ国の交易
いらっしゃいませ、マドモアゼル。
本日はビルカとワノ国の交易をご用意しております。
懐かしの空島編。
空に島があるなんて、と一読者ながらワクワクしたことを覚えています。
そんな空島編で"ビルカ"という空島が出てきたのはご存知でしょうか。
そう、エネルの出身空島です。
最近だとナミに色々教えてくれた騙され爺さんのハレダスさんもビルカ出身ということが分かっています。
ビルカとはどんな空島なのでしょうか。
いえ、どんな空島だったのでしょうか。
お待たせいたしました。
本日のメインディッシュ
「ビルカとワノ国は交易していた」
でございます。
調味料と根拠を添えてお召し上がりください。
1.ビルカ出身者の特徴
まず、ビルカ出身だと分かっている者は2人です。
エネルとハレダスです。
理由は公表されているから、なのですが、もう一つ。
2人とも背中に白い羽がないのです。
スカイピアの人間たちは、皆羽を付けていました。元来地上の人間であったシャンドラの面々も白い羽を付けている不思議さはありますが…。
軽率な考察をするのなら、スカイピアの何かの物質が羽を生やす効果をもっていて、代々スカイピアで過ごすことで蓄積されていって大きな羽となる、でしょうか。
しかしガン・フォールにも羽はありません。謎が深まるばかりの空島です。
ガン・フォールもビルカ出身ということなのでしょうか。もしそうならエネルに対して過剰な恨みをもっていても良さそう。
よって、ビルカではないと予想します。この話は置いておきましょう。
2.本当にあったビルカという都市
次に、ビルカについて調べました。
詳しくはこちらをご覧ください。
"ビルカ"という都市は、ヴァイキング時代にスウェーデンで栄えた交易拠点でした。
いくつかの情報を箇条書きしていくと
- ビルカは交易拠点であり商業拠点として重要な町であった。
- 交易は西欧だけではなく、東方イスラム世界まで及んだ。
- 装飾品類、ガラス製品、黄金製装身具、水晶製ネックレス、特殊な織り方の布地などが作られていた。
- タタール人のカバン、アラブの馬具、ペルシャ産青銅製水差しなどを受け取っていた。
- 武器の輸出もしていたが、輸出禁止が定められた後は、半製品で武器を密輸していた。
- ヴァイキング商業では奴隷取引が主要なものであり、労働に駆り出されていた。
- ビルカの衰退はルーネ石碑に綴られている。
- ルート襲撃などによる東方ルートの遮断。
- 水位の変動による船の行き来が難しくなり、何らかの交易変更が起きた。
と、なります。
ムズムズワクワクするのは筆者だけだろうか。
順番は前後しますが、見ていきましょう。
③装飾品などの製造技術と黄金製装身具
この実在したビルカは、製造技術が優れていたように感じます。特に、装飾品や武器など様々なものを作り、売っていました。
画像は上記のサイトから引用。
エネルの姿をもう一度よく見てください。
腕や足首、耳たぶや服に多くの装飾品をまとっています。
初見時は黄金も熱で加工できちゃうからね、と何も考えなかったが、このビルカを知ると関係ないとは思えません。
また、エネルは明らかに高い製造技術をもっていました。神隊がいくらよく働くからといって、せいぜい大工+武器製造程度でしょう。いや、十分だけども。
にも関わらず、方舟マクシムを作り上げました。あれは神隊たち主導ではまず無理です。
となると、考えられるのはエネルが相当高い技術をもっていたこと。しかも、仕組みを全て把握していたのですから、一朝一夕のものではありません。
ビルカが高い技術力をもった空島であったと考えるのが自然です。
①交易拠点であったビルカ
②交易相手の東方イスラム世界
④受け取った交易品
⑤武器の輸出禁止と密輸
これらの4つを知り、ある島が頭に浮かびました。
そう、ワノ国です。
ワノ国は日本がモデルなので、イスラム世界とは実質関係はありません。空島で出てきたオームのモデルがインド発祥の文字であることくらいです。
しかし、ビルカが東方まで交易の範囲が広げていたことを考えると、それを参考にワノ国まで交易を広げていたと考えることは十分納得する話だと思います。
ワノ国との交易をしていたと考察する理由は、まずエネルの和太鼓です。
身体から生えている不思議さは置いておいて、和太鼓なのです。
この三つ巴の模様は"和"太鼓なのです。
エネルの部下、シュラ、サトリ、ゲダツも仏教用語でした。ヤマももしかしたら邪馬台国から来てるかもしれません。
明らかに日本との関連が多いのが空島でした。
また、空島には黄金はないとされています。
現にガン・フォールら住民達は黄金の価値を知りませんでした。
しかし、エネルは空島出身にも関わらず知っていました。知っているどころか、その性質、価値、加工技術まで熟知していました。
先程の技術同様、ビルカが理由でしょう。しかし、同じ空島であるビルカに元から黄金が存在するとは思えません。
とすると…ということです。
一旦次にいきます。
武器の輸出と禁止後の密輸です。
ここ最近、聞いたような話題ですよね。
ワノ国は、オロチの先導で武器を生産するようになりました。高い技術をもったワノ国は続々と武器生産をしていきます。
しかし、もちろん鎖国中。きっと武器の輸出も禁止されているでしょう。
しかし、武器は密輸されていますよね。ドレスローザ然りCP0の件も然り、です。
実在したビルカも武器の輸出やら密輸やらをしていました。被るんです、ワノ国と。
考えられるのは、ビルカとも武器の密輸がされていた。その際、黄金やその他の品々、高い技術力までも取り引きされていた。
オロチが将軍になったのが26〜28年前。
エネルが39歳ですから10歳前後です。この頃からワノ国と武器の密輸が始まったと予想するのが妥当でしょう。
エネルがビルカを滅ぼしたのは8年前です。31歳の時ですね。
武器の密輸が始まって20年。これだけの期間があればビルカが全く異なる島になっていたとしても不思議ではありません。
⑥奴隷取り引き
労働力として奴隷を扱うのは、エネルが神隊に、オロチが侍たちにしていることと同じでした。
また、ただの住民をカイドウに渡したり人身売買を仄めかしたりする描写がワノ国でもありました。
ヴァイキング達の間では当たり前だったのでしょうが、ここもビルカとワノ国がリンクする部分でもあります。
⑦ルーネ石碑
またこれについては別考察で行う予定ですが、ポーネグリフと似ていますよね。
ルーネ石碑はヴァイキングの活動範囲を示すものであったそうです。ほぼほぼ北欧にあり、記念碑のようなルーネ石碑は日本にも送られています。
⑨水位変動により交易が困難に。
ウォーターセブンを思い出しますが、ビルカに起きたことは逆でした。
干上がってしまい、大型船の行き来が難しくなったことで交易の拠点が廃れていき、ビルカが滅んだと予想されています。
そもそも、もはや新世界では当たり前感ありますが、ワノ国の周りの海はひどいことになっていました。
近寄るだけでも難しい。
もし、あの近海の荒れが交易をしている間に発生し始めたものだったならどうでしょう。
大きな取り引き相手だったワノ国が近海の荒れにより、交易困難になってしまった。
もしそうならビルカが廃れていく様が予想しやすくなります。
以上の理由から考えているのはこうです。
・ビルカとワノ国は交易相手だった。
・ビルカが栄えたのはワノ国との交易。
・武器の密輸、奴隷取り引きなどを通して少しずつビルカに変化が。
・ワノ国との交易が無くなり、ビルカには貧困と戦争、奴隷など負の遺産が残ることに。
・居ても立っても居られなくなったエネルは醜い民は空にいるからだと考え、地上に還すことに。
・エネルに滅ぼされる。
もしかしたら、
エネルもワノ国の被害者
なのかもしれません。
お口直しはいかがでしょうか。
実は、もう一つワノ国と空島の関連が囁かれているものがあります。
それは、天狗山飛徹の羽です。
空島っぽい羽で、まだ詳細は何も描かれていません。刀鍛冶ですが、空島出身とあっても不思議ではないですよね。
空島で輸入された刀に魅了されて降りてきた男なのかもしれません。
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